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あがとんぼ(下北弁訳) ♪(mp3ファイル)
訳 Akemi
朗読 ボヤッキー
あがとんぼば煎じで飲めばだっきゃ
かんぜふがねんだづ
くんずぃおぢでまった
コンクリトの壁っこ あるやげあどで
だいさしかへらいだんだがさ
なんもかも捕りしんで捕ったのばおべでる
ガラスだのブリキのかげらばよ ほっくり返して
あめで かせいでらったわいど
あの日あき地づあき地さ
あがとんぼばりずっぱりどいだったぃのぉ
つやーつやどしたしっぽ
きらーきらづはねっこ
ふんむしてまったにぐ
おにやんま よろごんばへでのぉ
トッチャやいで カッチャばやいだ炎
還ってきたゆうやげ
ふぐろさつめだべが
そいともかごさへれだんだべが
なんもかも捕りしんで捕ったあがとんぼの始末だっきゃ
おんぼいでいねおん
(改稿版 2004.12)
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「あかとんぼ」(原詩)
大橋晴夫
あかとんぼを煎じて飲むと
かぜをひかない
くずれおちた
コンクリートの壁のあるやけあとで
だれに教えられたのか
捕みあさったのを覚えている
ガラスやブリキの破片を掘り返しては
あめ代をかせいでいた僕ら
あの日あき地というあき地には
あかとんぼだけが豊富だった
つやのあるしっぽ
きらめくはね
むしりとったにくは
おにやんまをよろこばせ
父をやき母をやいた炎が
還ってきたゆうやけ
ふくろにつめたろうか
それともかごにいれたろうか
捕みあさったあかとんぼの始末を
覚えてはいない
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