下北方言詩 〜白鳥の停車場〜

 

ワイの望み

 

きれんたものば見だづぎに
素直に感動するよんたこころば持づ
よんていてぇ

ほのためには、
きれんたものば
見つけれるよんたまなごば持づ
ふとさなんねばわがねど思る

こごろ 荒(すさ)まねよに
まなご 曇らへねよに

なんぼまで生ぎらいるがさわがさらねたって
としょっても
こごろ豊かだばなんぼいいべど思る

いづの世もじぇんこねば生活でぎねもんだたって
それ以上にワイが望むものは
精神の豊かさだのさ

時に 深ぐ静がに感動して
時に 爆発するかのごとく感動して
思いっきり涙こ流したり、笑ったりでぎだら
なんぼいいもんだべど思る

ほったのバガみんただの
ワラシくせだのって
へらいだたって、
自分の心さしょんじぎだ
そいうふんた
真に生ぎだこころば持づ
ふとさなりてぇど思るんだぃ

 

2006.5.16